電子書籍で大手のストアは数少ないですが、その中にブックライブという電子書籍ストアがあります。2023年1月現在、テレビCMも放送しているので「どんなストアか知らないけどCMは知ってる」という人も多いかもしれません。
また電子書籍といえばスマホやiPadで見るのが主流となっていますが、ブックライブはパソコン(PC版)も用意しているのでパソコンからでも使える訳ですが、パソコン版についても専用のアプリがあったりします。
パソコン専用のアプリは様々な機能が使えるようになっているので、ブックライブのパソコン版を利用している方は必須といってもいいぐらいです。今回はそんなブックライブのパソコン版アプリの使い方や使っておきたい機能などを解説します。
(パソコン版の解説はウインドウズ版となります)
アプリを使えば本の管理や読む場合にオフラインで読めたり便利機能などが使えるというだけの話なのでアプリを使わなくてもいいのですが、大量の書籍を買ったり読んだりする方はアプリを活用する方がおすすめです。
ブックライブのアプリをダウンロードする方法
ブックライブのアプリをダウンロードするには、アプリのダウンロードページが用意しているのでまずはアクセスしてみましょう。パソコン版もそうですがスマートフォン版の案内などもしています。
ダウンロードページにアクセスすると「WindowsPCから今すぐダウンロード」というボタンがあるのでクリックします。クリック後「BookLiveSetUp」という名称の.exeファイルがダウンロード完了になったら、対象のファイルをダブルクリックします。
もしくはウインドウズ10だと右上にダウンロード状況が表示されると思いますので、ダウンロードが完了になれば「開く」をクリックすればアプリのインストール画面が表示されるので、こちらの方法が手っ取り早いです。
その後、インストールアシスタントという画面が表示されますので、画面右下にある「次へ」をクリックして進めます。クリック後、使用許諾契約の画面になるので、同意にチェックを入れて「次へ」をクリック。
続いてインストール先のフォルダを指定しますが、特に変更がない場合はそのままでOKですので、次へをクリックし、その以下の画面になるので「インストール」をクリックして完了です。
回線やPCの状態にもよりますが、だいたい1分程度でインストールが完了すると思います。これでアプリのインストールは終了です。アプリがインストールされると、デスクトップにアイコンが表示されますので、次回からはアイコンをダブルクリックしてアプリを立ち上げるといいでしょう。
PCの必須スペックは?
ブックライブのアプリは電子書籍を読む為のアプリなので、PCに特別高いスペックを必要としません。サポート環境としてはWindowsなら「Windows10以降」である事、MacだとmacOS Mojave 10.14 以降とこの条件さえクリアしていれば問題なく利用する事ができます。
極端に古いパソコンでない限りは問題なく利用できると思います。
パソコン版アプリを使って書籍を読む流れ
パソコン版ブックライブのアプリを初めて立ち上げると本棚を同期するために、登録しているメールアドレスとパスワードの記入を要求されます。
ブックライブを使っておらず、まだ会員登録していないという方は、下段にある会員登録(無料」をクリックして会員登録を済ませましょう。すでに登録済みの方はメールアドレスとパスワードを設定するとすぐにアプリが使えます。
ちなみに初めてのログインを終えると、期間限定かもしれませんがブックライブポイントが100pt貰える場合もあります。ブックライブポイントは書籍を購入する時1pt=1円として使えるため、これから書籍を購入しようと考えているのであれば、アプリをダウンロードしてからの方がお得です。
基本的にパソコン版アプリはあくまで購入した電子書籍を読むためのものであり、電子書籍を読むにブラウザ版(ウェブ)サイトから書籍を購入しなくてはいけません。なのでまだ書籍を購入していない方は、まずブックライブのウェブ版で書籍を購入しましょう。
読みたい書籍を購入すると「ブラウザで読む」もしくは「アプリで読む」のどちらかを選択できるようになりますが「アプリで読む」をクリックするとウインドウズ版なら画面上部に以下のようなメッセージが表示されると思います。
開くをクリックすればブックライブのパソコン版アプリが自動的に起動し、書籍データのダウンロードを開始します。書籍のサムネイル上に進捗状況を示すバーが表示されるようになっており、数秒~数十秒ほどダウンロードに時間がかかります.。
書籍のダウンロードが完了すれば、自動的にビューアが立ち上がりますので、そのまま読み進めることが可能です。
すでに購入した書籍を読みたい場合
書籍を購入している状態だと最初に行った設定で同期しているので、ウェブ版で購入した書籍は自動でアプリ版にも反映されます。購入した書籍は一旦「本棚」に収納されるので、まずは画面左側にある「本棚」をクリックした後、読みたい書籍のサムネイルを「ダブルクリック」します。
その後、書籍が一覧で表示される仕組みとなっており、購入して書籍のダウンロードをしていない書籍は黒いダウンロードアイコンが表示されているので、購入した書籍を再度ダブルクリックします。(購入していない書籍は半透明で表示しています)
書籍データのダウンロードが始まりますので、ダウンロードが済んだら書籍を読める状態になります。一度ダウンロードが済めば次回からはすぐに読めるようになります。再度読み直したい場合は同じく書籍のサムネイル画像をダブルクリックすれば読むことが可能です。
書籍の読み方
画面中央から左側にマウスポインタ(カーソル)をもっていくとマウスポインタが左のアイコンになりますので、クリックをすれ次のページへ進みます、逆に右側にマウスポインタをもっていくと前のページへ戻る仕様となっており、凄く簡単操作で読むことが出来ます。
書籍を読み終えたら、アプリ左上にある「本棚」をクリックすると前の画面に戻ることができます。このようにして書籍を読み進めていきますが、初めて使う場合でも操作方法が分からない、ということはほとんどありませんので、安心して下さい。
また書籍を本棚から削除したい場合は、削除したい書籍を右クリックし「本の削除」を選びます。削除には「表紙を残してダウンロードデータを削除」と「保管に移動」の二種類があります。
表紙を残す方法でデータを削除を選択すると、表紙は本棚に残りますが、再びダウンロードが必要となり保管に移動を選ぶと本棚から書籍タイトルが消え、左サイドバーにある「保管」へ移動されます。
保管というのはいわゆるパソコンで言う「ごみ箱」のような機能になっており、ダウンロードデータなど全て本棚から削除はされますが、保管から本棚へ戻す事も可能です。
パソコン版アプリでおすすめ機能
鍵付き本棚機能
誰でも内緒で読みたい書籍はあるでしょう。人に知られると恥ずかしいような大人向けの書籍など代表的です。また昔に購入したけど最近は読んでいないので、不要となった書籍をどうするか…と悩んだりする場合があると思いますが、このような時、鍵付き本棚が活躍します。
鍵付きに設定すると、その本棚が非表示になるという機能です。よって、例えば家族でアプリを共有して使っている場合など、重宝する機能となります。鍵付きの本棚を作る方法は、まず最初に本棚を新規作成をするか、もしくは以前に作成した本棚でも設定できますので、本棚を作成したらまずは鍵付きにしたい本棚をクリックします。
その後その本棚を右クリックすると「鍵付き本棚に設定する」という項目があるのでクリックします。
本棚の鍵番号を決める画面が表示されます。自分自身が分かりやすい数字を決めるといいでしょう。
暗証番号みたいなものですので、忘れないようにしましょう。番号を入力した後、OKをクリックすれば鍵付き本棚を作れます。しかし、OKをクリックしても何も変わっていない状態だと思いますので、一旦アプリを閉じてみましょう。
再度アプリを立ち上げると鍵付きにした本棚が非表示になっていると思います。もし非表示になっていない場合は、本棚ロック(歯車アイコンの設定→本棚ロックをON)をしてください。鍵付きの本棚が非表示になっていれば作成完了です。
では鍵付きの本棚にある書籍を読みたい場合、どのようにするのか?となりますが手順は簡単。まずはアプリ上部にある歯車アイコンをクリックすると設定画面が表示されるので、本棚ロックという項目にマウスカーソルをもっていくと「ON」「OFF」と選択できるようになりますので、OFFをクリックします。
その後、鍵番号を入力するメッセージが表示されるので、以前に決めた鍵番号を入力します。番号を入力すれば、アプリ左の本棚に隠れていた鍵付き本棚が表示されるはずです。これで鍵付き本棚で管理している書籍を読んだりすることが出来ます。
また鍵付き本棚を表示させたままアプリを閉じても、自動で本棚ロックがONになる仕様となっているので、書籍を読み終えたらアプリを閉じ再度アプリを起動させても鍵付き本棚が表示されることはありません。
しかしアプリのバージョンによっては異なる動作になることも考えられますので、念のためアプリを閉じた後、確認してみることをお勧めします。また、アプリで書籍を非表示にしても、ブックライブのウェブ版のMy本棚では表示されています。
そこでMy本棚の非表示機能を使う訳ですが、ウェブ版のMy本棚にある非表示機能を使っても下部にある「非表示作品一覧」というボタンをクリックするとすぐに見えてしまいます。なのでウェブ版は非表示設定が一応可能ですが、鍵番号などを使って完全非表示にすることは出来ません。
しおり機能
しおりの機能はどのビューアアプリでも定番となっているので、ご存知の方がほとんどだと思いますが、気になるページでクリックしておけば、後ですぐそのページから読めるようになります。ブックライブでは「しおり」に「挟んだ日時」と「全体の何%のページにしおりを挟んだか」が表示されます。
またしおりの日時については変更も可能で、デフォルトが日時になっているだけで自分でメモ的な言葉などを入力することも出来ます。例えば「感動シーン」とか「お気に入りページ」などと変更することも出来ます。
しおりを挟む方法はまずは上部の「本棚」から2つ横にある「サブウインドウ」をクリックします。
次に「しおりを追加」という項目が左に表示されるので追加をクリックするだけ。書籍を閉じてしおりを挟んだ場所から読み直したい場合は、同じ要領でサブウインドウをクリックし、しおりを表示させ好きなしおりをクリックすると、しおりを挟んだページに移動します。
自動ページめくり機能
書籍を読んでいると少ないページ数なら問題ありませんが、200ページなどたくさんのページ数がある場合だと、いちいちクリックして読み進めるのは疲れてきます。そこで自動ページめくりの機能が活躍します。
使い方はビューアアプリの上部より、再生ボタンのようなアイコンをクリックするだけです。
デフォルトでは15秒となっているので、もし変更したい場合はしおりの機能で紹介した「サブウィンドウ」から設定します。変更の方法はサブウィンドウをクリックし、次に歯車のアイコンが右側にあるのでクリックします。
自動ページめくり間隔という項目が表示されるので、遅いと感じれば時間を縮め、速すぎる時は時間を延ばしてください。15秒では少し遅いと感じる人が多いので、おすすめは約10秒前後ぐらいです。
またサブウィンドウにはもう1つ機能があり、作品名、作家名、出版社など、書籍の詳細情報をチェックする事もできます。
他、細かな機能としてページの拡大と縮小も可能です。初期設定では最小になっているので、もし文字が見ずらかったり、細かい描写をアップで見たい場合は拡大してみるのも良いと思います。ただし次のページに行くとサイズは元の最小に戻ってしまうので、毎ページごとに設定する事が必要です。
まとめ
ブックライブのパソコン版アプリについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?スマホ版だけでなく、パソコン版にもアプリが登場しており、PCメインで書籍を読む方にはおすすめのアプリとなっています。
パソコン版のアプリは機能面も充実していて、特に鍵付きの本棚を作成できる点が魅力的です。誰にも見られたくない、内緒で読みたいような書籍を隠すことができるのでおすすめ。もちろん自動ページめくり機能など、他にも快適に書籍を読む為の機能がたくさんあるのも良い点。
また他の端末の同期も簡単でログインするだけで「利用端末」として登録されるので、パソコン以外の端末でも楽しみやすい環境となっているので、ブックライブは電子書籍ストアの中でも使いやすいストアでしょう。